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TASSEL(タッセル)の語源
ラテン語の "tassa" を原語にした "Tasseau" であるとされ、古来の装束などの紐で束ねる結び方になる “豹”(かぎ)と訳します。(現代でいうホックのこと)形状は「とうもろこしの房毛」と比喩されるように、糸や紐で組み束ねて房状にしたものを形容しています。
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【 日本の風習における房飾り 】
わが国の房飾りは6世紀後半頃、藤の木古墳(奈良)から、円形飾り金具についた飾り房が埋葬儀礼品として出土されています。
古来の風習では、儀礼装飾や祭礼品として使用された例が多いのですが、
生活の調和を図り、過剰な欲や災いを治めるための「符」の意味をたたえた造形とも考えられています。
やがて町人文化の隆盛とともに、一般庶民の日用品として愛用されるようになり現代に至ります。
身近なものでは、扇子、数珠や座布団の端に房飾りが付いており、単なるしつらえや飾りだけでなく、日本ならではの「おもてなし」「尊重」「結び」などの意味が関わっているのが特徴的です。
京都では「京房ひも」「然ひも」「結び紐」として、伝統工芸として今に受け継がれています。
タッセルとは、飾り房のこと。
世界中の多くの文化においてさまざまな種類が見られ、日本では古くは古墳時代の埋葬儀礼品として出土。
時を経て京都では伝統工芸として受け継がれ、 寺社の御簾や念珠、お守り、扇子やお座布団などにも使われ、今も街のあちらこちらで目にすることができます。
京都の結びと房のつながりに いつしか礼節や縁起などの意味が込められ、おもてなしの心を表す日常の一部となった飾り房。
私たちはTASSELという言葉にその想いをなぞらえ、 お客さまの多様なスタイルに寄り添い、人と街と文化を束ね、紡ぐホテルとしてより豊かなステイをお届けしてまいります。