ホテル周辺情報「井原西鶴」の句が刻まれた石碑
タッセルイン京都 河原町二条から二条通りを少し右(西)へ行った辺りは二条寺町と呼ばれ昔ながらの老舗のお店が軒を連ねています。
その二条通りと寺町の交差点の北東角に「井原西鶴」の句が刻まれた石碑があります。
「通ひ路は 二條寺町 夕詠 西鶴」
―このあたりに絵双紙屋があり、風情のある二条寺町の町並みの夕景色に見とれつつ、小歌や三味線のさんざめく四条河原の涼み床へと、粋人たちは駆けぬけていったと歌われていると書かれています。
※この井原西鶴の句は、延宝5年5月、独吟1600句の「西鶴俳諧大句数」巻八に収められています。
平安遷都より千二百有余年、二条寺町は都の繁栄と共に栄えてきて明治28年7月に市電が開通してさらに賑わいました。
寺町の由来は天正18年(1590年)に豊臣秀吉の京都大改造で、洛中の寺院をこの通りの東側に集めたことから名付けられました。
その為に数珠や書物、仏具など、寺院に関わりのある業種の店も多いのですが、その他にも「一保堂」「村上開新堂」「船はしや総本店」「二條若狭屋」などの由緒ある老舗が数多くありますので、散策を楽しんでいただけると思います。
そして夕刻には井原西鶴の句を思い浮かべ、賑わいのある河原町や木屋町、先斗町に足を延ばしてはいかがでしょうか?