京都御所見学のご案内
京都御所を訪ねるには,見学者の入り口近くの地下鉄烏丸線丸太町駅下車が便利です。
ここは、桓武天皇が794年に平安京に都を移した頃から、明治維新まで天皇のお住まいでした。その年月は、1331年光厳天皇がここで即位されてから1869年に明治天皇が東京に移られるまでの約500年間にも及びます。この間,幾度となく火災に遭いましたが、その都度再建され、現在の建物の多くは1855年に再建されたものとなっています。
京都御所の建物の中で最も格式の高い紫宸殿は,伝統的な儀式のために,平安時代の建築様式で建てられました。現在の建物では明治,大正,昭和,三代の天皇の即位礼が行われ、御即位等を祝し京都御所茶会が催されるほか,国賓の接遇も行われており,皇室文化を紹介する場となっています。
また,広大な敷地内には回遊式庭園である御池庭、庭石や灯籠を配した御内庭など,桜や紅葉など、季節の木々を楽しむことができます。
京都御所では、事前申し込み不要の通年公開を実施しています。実施の日程については公式HPをご覧ください。休止日は月曜日(祝日の場合は翌日),年末年始(12月28日から1月4日),行事等の実施のため,支障のある日など、となっています。
入所できるのは清所門の1か所です。御所には多くの門があるため、注意してください。また、参観を実施するにあたり,新型コロナウイルス感染防止対策のため、マスクの持参・着用と、入門時の非接触型体温計での検温にご協力ください。体温が37.5℃以上の発熱がある方及び体調の優れない方は参加できません。自由観覧は申込手続不要でどなたでもご自由に参観していただけますが、入場時に手荷物検査を行います。
その他、スーツケースなどの大型の荷物の持ち込みや大型カメラや三脚の持ち込み、喫煙、飲酒、食事、スケッチ、ペットの同伴は禁止されています。
現在は、自由観覧のみで感染拡大防止のため職員による案内は行っておりませんが、宮内庁参観音声ガイドアプリによる案内を利用できます。こちらは日本語,英語,中国語,韓国語,フランス語及びスペイン語に対応しています。
最後に、場内は砂利となっていますので、ヒールやサンダルなどよりもスニーカーなどの方が歩きやすいためオススメします。