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TEL:
075-256-2500
2025.04.18 ホテル

「アートと障がい」とのコラボ。作品展示中です!

タッセルイン京都 河原町二条では京都府内の「アートと障がい」とのコラボをさせていただいており、現在は光島 貴之さんの作品〈シデロ・イホスを聴きながら〉2006を1階ロビーで展示中です。

Tassel Inn Kyoto Kawaramachi Nijo is collaborating with “Art and Disability” in Kyoto Prefecture, and is currently exhibiting Takayuki Mitsushima's work “Listening to Sidero-Ihos” 2006 in the first floor lobby.

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10歳までの風景は、自分を中心に半径1メートルだった。
それ以後、太陽の光はまぶしそうな暖かさだけになった。
インバーターではない蛍光灯が付くときは、パチパチという音がする。
朝は、匂いと賑わいでやってくる。
携帯でしゃべりながら街を歩く女たち、男たち。
彼らは、僕にとって透明人間ではなくなる。

触ることでもののかたちが分かる。
聞くことで、街の広がりが分かる。

視線によって何かを表現することはできないが、
触ることで人の気持ちを楽にしたり、体を軽くすることができる。

触覚と音、対物知覚(天井の低いところに入ると圧迫感を感じたりする感覚)による
風景を持つようになって、もう長い年月が過ぎた。
触覚による時空間認識のおもしろさを少しでも味わってほしい。

“触っておもしろいものは、見てもおもしろい”というコンセプトで
作品を発表し続けている。
しかし、このメッセージは、いったいだれに対するものだったのだろう?
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光島 貴之さんHPより

光島 貴之 | MITSUSHIMA Takayuki
1954年京都生まれ、在住。10歳頃に失明。大谷大学文学部哲学科を卒業後、鍼灸院開業。鍼灸を生業としながら、1992年より粘土造形を、1995年より製図用ラインテープとカッティングシートを用いた「さわる絵画」の制作を始める。1998年、「’98 アートパラリンピック長野」大賞・銀賞を受賞。他作家とコラボレーションした「触覚連画」の制作や、2012年より「触覚コラージュ」といった新たな表現手法を探求している。
2020年1月、ギャラリー兼自身の制作アトリエとなる「アトリエみつしま」を立ち上げる。パリアへの新しいアプローチを実践する拠点となることを目指して、活動の幅を広げている。