朝は豆挽きのコーヒーからはじめましょう。
こんにちは。タッセルホテル三条白川フロントの宮﨑です。
私が想像する「ゆとりある時間を過ごす人」というと、
心地よい音楽が流れる、静かな空間でゆったりした椅子に座り、リラックスしながらコーヒーを嗜むイメージが思い浮びます。
当ホテルのラウンジでもコーヒーをご提供させていただいているのですが、
今回は、ゆとり空間に欠かせないコーヒーについて少し専門的にご紹介させていただきます。
コーヒーは眠気覚まし、脂肪燃焼やリラックス効果などが知られており、海外の会社では、集中力を高めるためのコーヒーブレイクがございます。
そしてコーヒーを1番消費する国はフィンランドであり、そこは幸福度が世界一であると言われております。
このようにコーヒーにはたくさんの効能が知られていて、これらの効能は、コーヒーの成分であるカフェインが起因していることは周知の事実です。
カフェインとドーパミン
コーヒーの成分にはカフェインが含まれており、神経を安定化させる物質の化学構造に類似であるため、カフェインがその物質の結合場所を阻害いたします。
そのため、神経安定化物質の遮断を介して間接的に、興奮性神経伝達物質のドーパミンなどが放出いたします。
このドーパミンが人の脳に作用し、多幸感、意欲、運動といった精神運動活動を活性化するため、コーヒーを飲むと多幸感や集中力が増すと考えられております。
少し堅いお話になりましたが、当ホテルラウンジでは、豆から挽いたコーヒーをご用意しております。
白川の静かな流れを眺めながら、ぜひコーヒーからカフェインを摂取し、ドーパミンの働きにより多幸感を感じ、化学的に理解しながら過ごす素敵さも実感してみてください。
[参考文献]
1.Ferre, S. (2008): An update on the mechanisms of the psychostimulant effects of caffeine. J. Neurochem. 105, 1067-1079.2.Fisone, G., Borgkvist, A. and Usiello, A. (2004): Caffeine as a psychomotor stimulant: Mechanism of action. Cellular Mol. Life Sci. 61, 857-872.