祇園祭が終わると、京都の夏です。
タッセルホテル三条白川の乾です。
祇園祭も終わり、京都の夏がやってきました。
冬と同じく夏もとても厳しいことで知られている京都ですが、この季節ならではの楽しみもあります。
そのひとつに川沿いや川床でのお食事は特に人気があります。
北は貴船界隈、街中では主に五条~三条の鴨川沿いにかけて、橋の上から床を眺める景色も風情があって素敵です。
そして今年はさっそく、老舗で人気のある四条大橋の「東華菜館」の床でのお食事に行ってまいりました。
北京料理がおいしく頂けることで有名でもあるのですが、実はこちらの建物自体はとても由緒あることで知られています。
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏が手掛けた建築は大正15年からほぼ当時の姿をそのまま残しているとのことで、外観はもちろん、内装の隅々まで目で楽しむことができる貴重な建物です。
また店内利用者の方しか見ることができないエレベーターはOTIS社製の日本最古のものだそうで、こちらは機会があれば実際に乗っていただきたく思います。
ガシャンという二重扉の音から半円形のフロアインジケーターなど古き良きクラッシックな趣に感動し、タイムスリップしたような気分が味わえます。
そして実は東華菜館の鴨川を挟んで真正面は「南座」床でお食事された方にしか見ることができない景色、夕暮れから夜にかけてこちらから眺める対面の「南座」もライトアップが幻想的で素敵です。
是非夏の京都も楽しみにお越しください。
東華菜館 本店
京都市下京区四条大橋西詰
075-221-1147