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TEL:
075-771-0775
2022.05.10 イベント

『ゆだねながら語りあうこと/響き合う思考法』@MtK Contemporary Art

タッセルホテル三条白川フロントスタッフの細川です。

今日の天気は、歩くと少し汗ばみ、その一方で風がそれをすっとくすぐるようなそんな感じです。
タッセルホテル三条白川「アート散歩」と題して、
徒歩圏内にある「MtK Contemporary Art」をレポートしたいと思います。

『ゆだねながら語りあうこと/響き合う思考法』
今回は「異なった表現/作品の中の共通性と差異に意識を向けながら、互いに思考を交換し合う」というコンセプトの展覧会を催されています。
今回は3名のアーティストの方に加え、特別出展としてこちらの美術館のディレクターを務める鬼頭健吾様、
総勢4名の下記の作家様が出展されています。

響く美しさに、動きに、心跳ねる感じがします。

新里明士氏器と、そのひび割れ。設計された形成美に加わるひび割れや切れ目。
生み出される矛盾に心を打たれる作品。完成された美しさに内在する脆弱性が感じられる作品です。
川端健太郎氏圧倒的な存在感を放つ作品。
独特かつ大胆な造形とは裏腹に、釜入れ後の形状から着色の工程は作家の手中にない、
その偶然性に美学を感じられる作品です。

多和田有希氏一見、美しい桜の花びらがひらひらと舞い落ちる瞬間を切り取った作品のように思えますが、
実はフィルムの表面をやすりやサンドペーパーでスクラッチしています。
花びらが今にも降ってくるように錯覚するような、何かノスタルジーな思いを引き起こす作品です。
鬼頭健吾氏磁器やガラス皿などを積み上げ、釜入れ。その融解温度の差から、作り出される作品。
素材の違いと絶妙な立体感、また普段では考えられない位置で固定されたお皿が独特の存在を放っております。
現実との距離感が近いようで遠いそんな作品です。

京都は大きな美術館だけでなく、小さなアートギャラリーも多数あり、
季節を感じながら散歩がてら回ってみるのも醍醐味の一つです。
今回のご紹介のMtK Contemporary Artはタッセルホテル三条白川からも歩いて15分ほどの距離のギャラリーです。

「ゆだねながら語りあうこと/響き合う思考法」
2022/5/3 (Tue)-2022/6/5 (Sun)
出展作家様一覧
・新里明士–AkioNiisato
・多和田有希-YukiTawada
・川端健太郎-KentaroKawabata

【特別出展】
・鬼頭健吾-KengoKito

MtK Contemporary Art
京都府京都市左京区岡崎南御所町20-1
月曜休廊 10:00-18:00
入場無料